明治神宮崇敬会について

明治神宮への奉賛活動や、御祭神 明治天皇・昭憲皇太后の御聖徳を広くお伝えするために
昭和21年6月1日に創立しました。
さらに、両御祭神のもと、明治の精神を受け継ぎ、
その教えに沿いまつるよう、よりよい人々の暮らしとこころ豊かな明るい社会づくりをめざし、
会員の皆様とともに有意義な活動を行うため、平成28年に一般財団法人となりました。

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崇敬会の設立、明治神宮のご復興、
崇敬会の発展

本会は、戦後、それまでの日本・国民を支えていた道徳観念が見失われようとしていた混迷の時代の中、国民のこころのよりどころとして創建された明治神宮の両御祭神の御聖徳を仰ぎ、明治の精神を受け継ぎ、日本の国づくりと世界の平和と人々のよりよい暮らしに寄与することを趣旨として昭和21年6月1日に設立されました。

昭和20年(1945)4月13日、先の大戦時、空襲により明治神宮はご本殿をはじめとする主要な建物は焼失しました。そのご復興を実現するため、昭和28年(1953)に「明治神宮復興奉賛会」が結成され、奉賛活動と復興事業が始まります。戦後の社会は国民の努力で少しずつ回復しつつあったとはいえ、日々の生活はまだ苦しくあった中、国内外から尊くまごころこもる浄財をお寄せいただき、見事に再建されました。昭和33年(1958)10月31日の鎮座記念祭の前日には本殿遷座祭が執り行われ、戦災復興を成し遂げました。

再建の中心となった復興奉賛会の解散式において、名誉総裁であった高松宮殿下のお言葉には「この復興を契機として明治神宮が日進月歩の時代に即し、精神活動を力強く進められるよう」と仰せられました。また、奉賛活動の実施にあたり、国内外の多くの方々からは、ご社殿復興後は日本の精神復興をはかってほしいとの熱い要望がありました。昭和34年6月以降、大田支部、渋谷支部、品川支部など、都内に17支部が結成され、現在は千葉、埼玉、神奈川などに100を超える各支部の会員、個人会員、法人会員のみなさま、また、組織形成において様々な方々のご協力を賜り、真摯に活動を行う敬神教化団体として活動しています。

主な活動

  • 明治神宮の護持

    明治神宮の護持

    明治神宮で執り行われるおまつりへの参列や、そのほか実施される事業への参加や協力を行います。

    御祭神のご聖徳を広くお伝えするために、実践綱領に則した生活の実践を推進しています。

    御祭神・明治神宮に関する出版物を刊行しています。

  • 各種研修会・講座の開催

    各種研修会・講座の開催

    御祭神や明治神宮、神道をより深く知るための研修会や、日本の伝統や文化について学び・体験する講座、ワークショップを実施しています。

    教育勅語の書写会を実施しています。

  • 青少年の健全育成

    青少年の健全育成

    毎年、支部対抗少年剣道大会を開催しています。

    明治神宮こども会への協賛をしています。

    そのほか、青少年の育成事業への協力や、健全な精神育成のための研修会等を実施しています。

  • 明治神宮の護持

    福祉活動

    婦人部「わかば会」による福祉バザーの開催や、母子生活支援施設、福祉施設への慰問、協賛などを実施しています。

    昭憲皇太后基金の増額運動を行い、国際赤十字へ寄贈しています。

会員実践綱領

会員実践綱領は、昭和51年10月29日の創立30周年記念大会で発表制定されました。
本会の活動の基本理念となるもので、各種集会等において唱和し、会員各々がその実践に努めています。制定にあたっては明治神宮(大正9年11月創建)の御祭神、明治天皇・昭憲皇太后の大御心に沿う内容であることが重視されました。前文と主文で構成され、主文は3項目に分かれています。このうち、第1項は会員個人の心構えについて、第2項は社会・国家に対する処し方、第3項は神道の自然観と世界平和の希求について方針を定めています。本会は、各位が綱領を通して人生の指針と奉仕の心をつちかい、ますます社会づくりに寄与されますよう、念願いたします。

毎日の生活のなかで教育勅語を読んでみましょう

教育勅語の書写について
「教育勅語」(教育に関する勅語)は、日本が幕末以来の厳しい国際化の荒波に呑み込まれかけていた当時、明治天皇が日本人にとって何が「たいせつなこと」かをまとめて、それを自ら実践して国民にお手本を示されたものです。
ここに示されたことがらは、時代を問わずに私たちが人として欠くことのできない「たいせつなこと」ばかりです。それは、同時に親の教えや祖先の道であり、私たちの人生の重要な道しるべとなります。絆を強め、道徳心に満ちた社会づくりの礎となる教育勅語を心静かに書き写すことによって、御祭神の御心にふれ、みなさまの人生が一層あたたかく心ゆたかとなることでしょう。
教育勅語の書写
書写のしかた
書写用紙をプリントアウトし、鉛筆、ペン、毛筆を用意しましょう。
手と口を清めてから書写用紙の前に静座します。
書写用紙に向かい一礼し、願い事を記入します。
あらためて気持ちを静め、心を込めて丁寧に書写をします。
書き終えたら、間違いがないかよく見直をします。
声に出して読んでみましょう。
終わりに、書写用紙に向かい一礼します。
教育勅語
教育勅語を声に出して読んでみましょう
ぜひ、教育勅語を声に出して読んでみてください。
「携行用教育勅語」をご希望の方にお送りします。
書写した教育勅語を明治神宮崇敬会事務局へお送りいただく際、「携行用教育勅語 希望」と封筒の表面に記載し、返送用切手(110円)1枚を同封してください。後日、事務局よりお送りします。